とにかくこれが最終章。

それぞれがそれぞれの着地点に降り立った。

異論・疑問は出るだろうけど、作者が選んだ着地点を
読者は見届けるしかない。

個人的には「あぁ、やっぱり竹本くんが主人公だったんだね」
とやっと納得したという感じ。


けして大きくはないけれど、確実に昨日とは違う場所への一歩。
それぞれに着実に歩を進めていく。



基本、私は主人公が成長して行く漫画が好きだ。
そこに、作家の体力と誠意をみる。

登場人物を同じ所に留まらせて、エピソードを
増やしていくほうが、楽であるに決まっている。

それを拒み、物語に時間を流れさせ主人公達を
成長させていくことがどれ程大変なことか。

作家がその登場人物達と同じ時間を共有するということは
時間軸がズレると、途端に物語がブレ始める。

作家はその物語を完結させるまで、
その物語に囚われ続けることになる。

本当に体力の居る作業だと思う。


この漫画の作家「羽海野チカ」さんに
最大の敬意と感謝を込めて。








私はどこに降り立つのだろう。
着地点はもう視界に入っているんだろうか。
でも、きっともう流れは決まっているんだろうな。

そんなことをぼんやりと思っている。

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