雨の夜のダイアローグ
関西では朝から降り出した雨が、夕方近くから
激しくなり、深夜になっても一向に雨足が弱まる気配が
ありません。

帰宅時、ものすごぉ〜大雨でした。

レーヨンってあんなに水分を吸収する素材だったのね…
いえ、こんな日にロングスカート履いてた私が悪いんすけどね。

しかし、歩きだし五分もしないうちに足元が重くって重くって…
家の近くまで辿りついた時にゃ「大リーグ養成ギブス」
装着してんのか?ってくらいの負荷がかかっていました。

自衛隊の登山訓練にも耐えれそうなほどの
脚力を要しましたよ(嘘!



雨がきつい日は、MOONの甘えん坊ぶりが増します。

彼女は3月の半ば、小さな公園の植え込みの中で産まれました。
当初、母猫が餌を運んでいたのを近所の方が確認していました。

ところがある日、その母猫の姿がぷっつりと消えてしまったそうです。

それから数日間、激しい雨がずっと続いていました。
そしてそれまでか細い鳴き声をあげていた子猫は、
空腹に耐えかねて植え込みから姿を表したのです。

痩せ細ったその子猫は、免疫力が落ちていたのでしょう
両目共炎症をおこしてまったく見えていない状態でした。



見えていないまま打たれていた雨を思い出すのか、
MOONは雨の日はいつも以上に身体を寄せてきます。
そして耳を外に向け雨音を聞いています。

だから雨の夜はいつも以上にMOONと会話します。

毎朝の通勤路の紫陽花が一斉に色付き始めたこと。
髪を切ろうと思っていること。
きつい雨の日は気掛かりでよくメールを送ったこと。

私の膝の上で彼女は、いつものように目を細めて
耳を傾けてくれています。

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