乳房外来で踏んだり蹴ったり

行ってまいりました、婦人科「乳房外来」
注）“ちぶさ”ではなく“にゅうぼう”と読みます

結論からいいますと、「多分乳腺炎」
超音波を見たところ、怪しい影やしこりは見当たりません。
が、乳腺炎にしては炎症範囲が広い。
とりあえず抗生剤の投与と血液検査で来週まで様子見ましょう
ってところです。

ここでいきなりですが、
アナタは衝動的に人を殴ってしまいたくなったことありますか？
私は人を殴ったことなど、記憶にある範囲では有りません。
まして初対面で、顔を合わせて5分弱で、自分よりうんと年上で
物腰も柔らかく、言葉使いも丁寧な女性を殴ってやりたいと
思ったことありますか？

本日の触診の時です。「ここ痛い？」「ここはどう？」
と聞かれる押さえられるそのポイント各々が激痛！！
言葉に表すと

んぐっ！？………………………
………………………ぃったぁ〜ぃ

って感じ。無自覚に、反射的に先生を殴りそうになりました。
あれはもう正当防衛の範囲ですよ。
さすがに最後のギリギリの理性で踏み止まりましたが、
触診の間中ずっと
「御願い、その手を離して！でないとアタシ…
アナタを殴ってしまう…」と祈っておりました。

あぁ、本当に痛かった……。

そして触診も終わり、1週間様子を見ましょうとなった時、
取り敢えずのつもりで「何か注意することありますか？」
と聞いてみました。

笑顔のドクターは「ま、あまり激しい運動とかは避けてね。
あっ、でもSEXはいつも以上に
どんどんしてね！」

その口調ったら
「お薬3日分出しておきますね！」
となんら変わりありません。

キョトンとしている私に、先生は笑いながら告げました。
「ただの乳腺炎だけじゃなく、繊維質に影響が出てる
可能性もあるからね。その場合は女性ホルモンの影響が
大きいのよ」とのことです。

が、1×10＝10ですが、0×10＝0ですからぁ！！

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そしてここで、女体の神秘に血迷っている
厄介なヤロー共ナイブーな殿方達の
知ったかぶりを助長するプチ講座です。

アナタは女性の乳房って左右同じ大きさだと思っていませんか？
実は女性の乳房はその大多数が「左がちょい大きい」もの
なのです。何故ならば、左には心臓があるからです。
心臓の鼓動が影響して左の方がちょっと大きいのです。

ですから、大手の高品質の下着メーカーのブラは
左を微妙に多くしています。
ブラを二つ折りにしてタンスにしまう際は
右カップを左カップに入れてしまうという収納方法は
とても理に適っているのです。

が、中にはたまぁ〜に稀に右の方が大きい女性がいます。

ハイ、私です。

本日、診察室で下着を脱ぐなり「えらい腫れてるね〜」
と先生は「左の方が大きいのが前提」のトークをされました。
ここですかさず「あの、私元々右が大きいんです」と
答えたところ「あらぁ〜珍しい〜。私20年この仕事してるけど
数える程しかお目にかかったことないわ。
…でも、腫れてるよ」
と、見事にオチをつけて下さいました。

ま、そんなことたぁ解ってましたがね。


そしてお薬を待つ間、隣に座っていた女性が親し気に
話掛けてこられました。
「乳腺炎ですかぁ〜？本当に辛いですよね、おっぱいちゃんと
出ないのって」

………授乳期のお母さんと間違われた…（なみら）

ま、今回が初めてではないんですがね。

「すみません、私産んでないんですぅ」と
逃げるように帰ってきましたとさ。

あぁ、疲れたよ。