現時点でまだ「メダルの期待」なんて言ってるけど、
そもそも本当に表彰台に登れる可能性のある選手が
一体どれほど居たんだろうか?

どうも災難に見舞われるケースが多々あるようけど、
あのスノボのハーフパイプなんて、例えみんなノーミスで
滑っても、あのメダルを取った人達に本気で勝てたようには、
素人目にみても疑わしい。
あの実力差で「メダル」なんて正気で言って
いたんだろうか?それではまるで「井の中の蛙」どころか
「井の中のおたまじゃくし」だっただけなのでは?

マスコミが騒ぎ立てて、みんなその勢いに乗っちゃって
過剰に期待を膨らませただけぢゃないのかな?
案外、今回の事態が「現状」ではないんだろうか?
それなのに、「期待に答えられずにすみません」と
カメラの前で謝る選手を見ると、なんだかとても
せつなくなってくる。
そしてそれでもまだ
「この競技は期待出来ます!」
と中継を始めるテレビの画面の中の笑顔が、
「ある種暴力的だな」と最近思えてくる。

メディアはミスリードを認めるべきだ。
普段、冬期種目なんてほとんど話題にもせずに、
オリンピック前になるといきなり情報を垂れ流しにし、
挙げ句「メダル」「表彰台」と祭り上げた。

しかも不利な情報は殆ど流さず、さも“無敵”なような報道は
報道サイドのメディアコントロールそのものではないのだろうか?
それがここにきて一斉の「期待ハズレ」だの「惨敗」だの
さもしい言葉が並び出した。まるで全てが自分達の手中で
動いているかのようなその言動が一番問題なのではないのだろうか?

この騒ぎに乗じた全ての人は、4年間地道に努力をしてきた
選手達を、その祭り上げた手を一斉に引っ込めて
地面に叩きつけるのだろうか?
なんだか空恐ろしくなってきた。

そして先日、理解し難く凄惨な事件が起きた。
被害にあわれた園児はどんな角度からみても
非はない。親御さん達に非があるようにも思えない。
まったく謂れ無く、まったく不条理に被害者になった。

ただ、今日になって自白を始めたらしいその犯行動機は
正直、予想していたものだった。

職場の取引先には中小の工場が沢山有り、その大多数の
工場では外国人労働者を雇用している。
社長さんが従業員の愚痴をこぼすのは日常茶飯事だけれど
ある会社のオーナーが話ていたことがある。

中国から移住してきた夫婦を雇用しているそのオーナーに
夫婦が給与の引き上げを要求してきた。
現状の額からして、日本人と格差がある額ではけしてない。
そしてその夫婦の要求額は、その労働対価からは掛け離れた
額だった。
断ったオーナーにその夫婦は食って掛かった。
「うちの娘をダメにする気か!!」

よく聞くと、その夫婦は5歳になる一人娘に
英語・バレエ・ピアノを習わせていて、
その他にまだ声楽と学習塾に通わせる為の資金が
足りないのだと言ったそうだ。
呆れたオーナーが「普通の日本の子供はそこまで習い事して
いるのか?」と尋ねたら
「その辺りの日本人の子供とうちの子は違う!
うちの子は特別なんだ!」

と頑として聞かず、結局「今の給与で満足出来なかったら
他の会社を探してくれ」と突き放したそうだ。

(結局夫婦は今もそこで働いている。)

今回の事件で、数年前のその話を直ぐに思い出した。
そのエリート指向は、良い悪いという簡単な
カテゴライズでは片付けられない「国民性」であり
それを相互に理解していないと、日常の小さな不幸は
避けられないのではないかと思う。
もちろん、今回のような事件は何が何でも避けなければ
いけないし、犯人は国民性云々の以前に人間として
非難されるべきで、同国の人達がこの事件によって
差別や誹謗中傷されるべきではない。
逆にこの事件後に尚かつ外国人に対してフェアな対応が
出来るかが、日本人の国際感覚が問われることなのだと思う

そしてメディアが過熱せずに冷静に多角的に判断した報道を
して欲しいと切に願っています。


今朝のサンデージャポンでもこの事件が当然取り上げられていた。
「グループ送迎中止になれば共働きの家庭は大変だ」という
話題に高田万由子が
「幼稚園の送迎は親子の大事なスキンシップの時間だから
グループ送迎なんて止めるべきですよっっ!!」
と口角を泡を飛ばして熱弁していたが
「だったら、日曜の朝っぱらから生放送に出てる
おめぇはどないやねん!!」

と突っ込んでしまった。きっと同じように思った人多いと思う。

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