実は一番の楽しみは「日比谷野音に入ること」だったりした。
だってあんなに有名で歴史のある会場だし。
そして入場してまず椅子にビックリ!
長い石に席番号のプレートを打ち付けてあるものだった。
初めて見たぁ〜、あんな様式は。会場全体も歴史のある
趣で、例えるなら大阪城野音を一世代古くしたような感じって
ところでしょうか。私は好きだなぁ〜。
ただ、椅子に限らず他にも石造りが多用されているので
はっきり言って音は悪い。「音が回る」なんてもんぢゃなく
「音が跳ねる」って感じ。まして野外だし、かなりPA泣かせな
小屋ではないでしょうか?

我々の席は前の方のステージ向かって左側で、そでから出てくる
アーティストが丸見え。普通カーテンで仕切ってないかい?
なにもしてないから面白い光景が次々見えた。

このイベントはサプライズゲストが最初に出てくる。
相方が「ミスチルの可能性はない?」って言ってたのを
「新譜のプロモーションでそれどころではないだしょ?」って
言ってたんだけど、入場してステージセットを見たら
「あらぁ…ミスチルだわ…」
オムニバスライブでの次の出演者の見分け方は
「ドラムセット」と「アンプのメーカー」
ミスチルのドラマーさんは、タム・金物少なめの
厳ついスネアに小さなベードラ。しかも身体が大きいわりには
すごい近くに全パーツを集めるので見て判る。
そしてミスチルの特徴の一つ、今では珍しい左ギターの右ベース。
あらまぁ〜、本当にやってきたのね。
と、思ってたら定刻スタートで本当に登場。
曲がどーの演奏がどーの以前に桜井氏、すんげぇー恰好で
出て来たぞ。本当にパジャマ?って思うくらいによれよれで
上下の模様は「テレビ映ってますけどいいの?」って位
不思議な組み合わせ。桜井氏贔屓の相方までも
「AP BANKの時は本当に恰好良かったんよ!
ピンクのシャツがこんなに似合う人は居らへんわってくらい
ほんっとに恰好よかったん!!」
と、何故か“言い訳”しているし。スタイリストさんは
居ないのですかね?
そしてそでにはミスチルのステージを覗き込むスガシカオ…。
サングラスしてないわ、頭ボサボサだわ、一瞬スタッフと
間違ったぜ。ってかアンタ何時から会場に来てんのよ?
こりゃヘタしたら出番早いかもな、と思ったよ。

ミスチルさんはサプライズってことでサクッと3曲で
帰って行き、2番手は SOIL&"PIMP"SESSIONS
ちょっと楽しみにしていたバンドさんでしたが、
予備知識が全く無かった為、パパイヤ鈴木に酷似した
MCさんにちょっとビックリ。
最近ホーンが前に出たバンドが沢山いらっしゃいますが、
このバンドは「確信犯なチープさ」が面白い。
どこかのバンドみたいに「自分達はJAZZバンド」なんて
胸張って失笑を買い、ラジオで「正しいJAZZの聴き方」なんて
下品なコトやったりしないだろうと思う。
上手い下手は判んないけど、攻撃的で楽しくって好きだな。

3番目は風味堂。テレビで観てた友達は「一番良かった」って
言ってたけど、会場では一番無風だったような気がする。
着席率も一番高かったし。テレビ的に映し方に困ったんではない
かな?前の方殆ど座ってたもん。
そして彼等が出たら直ぐにそでに森先生が表れた。最初は
後ろにもたれてたのに、1曲毎に一歩前に出てきてる。
サポートメンバーが下がったら「ありがとうございました」
って一人づつに頭下げてるし、もう本当に「父の眼差し」。
微笑ましかったのですが、その森センセがステージに呼ばれたら
途端に立つ人続出。そしてセンセが引っ込むと皆も一斉に又座る。
かなり笑える光景でしたね。おまけに、森センセが出てきたら
私服に篭バックを肩にかけた“たった今着きました”な裕子姉さんが
そでに立って笑いながらステージを見てた。隣から久美姉さんも
顔出してるし。客席から見えないと思ってらっしゃるようですね。
今座った人達は皆、貴方方を見て喜んでましたよ。

そしてお次に「グループ魂」
いやぁ〜、東京迄行った甲斐がありました。本当に楽しめる
ステージです。素晴らしくプロ!素晴らしくエンタテーメント!!
ワンマン行きたいよぉーー。なに気に演奏もしっかりしている。
ドラムが上手い!すごい締まったいい演奏でした。
そしてお約束スリッパ投げでは、私の頭上を飛んで行った!
と思ったら急降下し私の左肩に激突…。相方が持っていたうちわで
叩き落としたのです。相方曰く「体が勝手に動いた」そーです。
突然の痛みに私が驚いている時には、すでに奴の手には緑の
スリッパが握られていました。我々の前後と隣はグループ魂ファン
で、口々に「いいなぁ〜」と恨めしそうな目で見てましたが、
相方に言わせれば「普通に着地してくるのん待ってて取れる
ワケないがな!」とのこと。ってか相方、場数と年期が
違いますのよ。こういう場での野生の勘は天下一品なのです。
こいつの側にくっ付いていれば、まず失敗はないと言われている
奴なのです。
妹よ…ファンでもない人の戦利品、一体いくつ持っている?

5番目のTOKYO NO.1 SOUL SETも一度観てみたかったバンド。
妹は「マジで気分悪くなってきた」そうですが、私はBIKKEさん
好きだし、音も好きなので楽しめました。BIKKEさんてある種
凄い技術だと思った。あれ程テンション上がっているのに
あの独特のテンポと旋律がブレないんだもん。凄いよ、あれは。
アルバム欲しいとは思わないけどワンマンは観てみたい。

そして次にお待ちかねのスガシカオ。
「君は衣装は他にないのか?」ってくらいいつもと同じ衣装で登場。
んで、1曲目の「黄金の月」で2コーラス目が歌いだせずハヤ苦笑。
その後「夜明け前」もちとヤバく、裕子姉さんの苦笑いが印象に
残りました。でもステージ上での貫禄って出てきましたね〜。
ま、今回はファミシュガ5/6って事で安心感もあったのでしょうが
見ている方も安心して見れました。
今回ドラムがスケジュールが合わず、ハイスタのドラマー君が
トラで入っていて始まる前からなんやかんや言われてましたが、
ハッキリ言って沼澤氏と比べて聞くって残酷なだけよ。
ってか、比べちゃったら誰が叩いても失格ぢゃん。
他のドラマーは誰もシカオのバックは出来なくなっちゃうのよ。
少なくともあ○きゆ○こが叩くよかマシでしょ?
ま、案の定ストーリーは割愛されてたけどさ。
あれやればボロ出ちゃうもんね。仕方ないね。

我々はここで会場を後にしましたが、なんでもシカオっち
はその後清志郎と1曲セッションしたそうですな。
ま、いっか。

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